リハビリテーション科

部門紹介

 当院リハビリテーション科は、脳血管疾患(脳卒中、脳出血、くも膜下出血など)、頭部外傷、神経筋疾患、抹消神経障害、整形外科疾患(主に大腿骨頸部骨折)などの疾患によって日常生活に支障をきたし、コミュニケーション や嚥下障害を伴った方々に、失われた機能の回復・改善に努めるとともに残存している能力を充分に生かせるよう指導し、患者様・ご家族が安心して家庭・社会復帰できるよう援助しています。

 

急性期リハビリテーション

全身状態の把握(血圧・脈拍・疾患情報)をもとに、医師 看護師と共にチームアプローチ体制をとり、早期からリハビリテーションを実施しています。座位、立位保持訓練、関節可動域訓練、筋力強化・維持訓練、呼吸訓練をSCU(集中治療室)から実施することによって廃用症候群(筋力・全身体力の著名な低下)を防ぎ、早期から日常生活動作獲得を目指していきます。 

回復期リハビリテーション

中空知5市5町唯一の回復期リハビリ病棟として地域に根ざして在宅復帰のご支援をしています。

そのためにも自宅復帰に備えて日常生活関連動作を、ご自宅の環境に合わせて模擬動作訓練を実施したり、リハビリスタッフが自宅訪問を行い実際の生活場面での確認指導をさせて頂いております。

現在のリハビリスタッフ状況

PT理学療法士 18名 OT作業療法士 16名 ST言語聴覚士 6名 

施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)

運動器リハビリテーション(Ⅰ)

理学療法(PT)

理学療法は身体に障害のある方に対し、基本的動作能力の回復を図るために起きる・座る・立つ・歩くなどの日常生活動作を獲得していけるように動作訓練を実施していきます。呼吸状態の悪化された方にたいしては呼吸評価・訓練を介して回復のサポートを行います。

また患者様の機能障害後遺症に対しても補装具(下肢装具・車いす・コルセット)の提案をしたり、自宅訪問にて住宅改修の助言を行い在宅復帰後の安全な生活を支援しています。

 

 

作業療法(OT)

作業療法とは、身体や精神に障害のある方もしくはそれらが予測される方に対して、主体的な生活を送っていただくために、さまざまな活動を通して、身体機能・精神機能の回復、維持、開発を行っていくリハビリテーションです。

具体的には日常生活活動と呼ばれる食事・排泄・更衣・整容・入浴などの動作を再び獲得できるように練習を行ったり、患者様・ご家族様に安全に楽に行える方法を指導し、在宅や地域で快適に過ごしていただけるように援助しています。さらに、退院後、安全に生活していただけるように住宅改修のアドバイスや福祉機器の紹介、職場復帰や主婦としての仕事(家事など)再獲得のためにも評価・治療を行っています。

 

当院では認定作業療法士2名が在籍しており、より専門的な作業療法を提供しています。当院の作業療法士は、日本作業療法学会以外にも日本高次脳機能障害学会、日本公衆衛生学会、日本老年医学学会などの学会にも属し、よりよいリハビリテーションを提供するため、学会発表などを通し、自己研鑽や情報収集を行っております。 

 

 

~高次脳機能障害の患者様・ご家族様~

 脳血管障害や交通事故の後、記憶障害・失行・失認・注意障害・遂行機能障害・社会適応障害など今までできていたことが麻痺もないのにできなくなってしまうなどの症状を呈する患者様がいらっしゃいます。当院の作業療法では高次脳機能障害の患者様、ご家族様に対し、発症早期より個別訓練を通して、日常生活を快適に送れ、生きがいを持って地域で生活できるよう評価・治療・援助を行っています。また、集団訓練を通し、社会適応能力の改善、復職に向けた準備などを行っています。お気軽に当院作業療法士にご相談ください。


~自動車運転再開を望まれる患者様・ご家族様~


脳血管障害や交通事故の後、身体に麻痺が残ってしまわれた患者様や高次脳機能障害の患者様に対し、当院作業療法では自動車訓練再開のための練習を行っています。ご家族様と本人の要望により、作業療法士が身体機能面・高次脳機能面・日常生活動作面の評価・治療を行っています。更に砂川自動車学校にて自動車の運転練習および評価後、公安委員会提出用書類の作成も行っております。

買い物などの生活関連動作を以前のように行いたい患者様、職場復帰のために自動車運転以外に交通手段のない患者様・ご家族様、お気軽に当院作業療法士にご相談ください。

言語療法(ST)

言語聴覚士は、話しことばや聞こえ、食物を口から食べること・飲み込むことに障害を持つ方の援助をおこなう専門家です。当院では脳血管障害を発症し、さまざまな障害を呈した患者様を対象としています。

 

対象:成人言語・認知、発声・発語、摂食・嚥下  


高次脳機能障害

言語聴覚士が関わる代表的な障害に「失語症」があります。相手の話している事が分からない・文字や文章を読み取れない・言いたいことがあってもことばが浮かばず相手に伝える事ができない・文字や文章で表現する事ができないなどといった症状があらわれます。私たちが何気なく行っている会話やメールなども含めたさまざまなコミュニケーションに支障をきたします。その他、高次脳機能障害には記憶・注意・認知機能などの障害があり、これらもまた円滑なコミュニケーションに影響を及ぼします。したがって高次脳機能障害は、直接的・間接的に日常生活や社会生活をおくる上で重大な問題を引き起こします。

運動障害性構音障害・音声障害

構音障害とは、口唇や舌の麻痺により発音が歪んだり、呂律がまわらないといった「発音の障害」です。音声障害とは、声質の変化(かすれ声、ガラガラ声、はりのない声など)や大きな声がでないといった「声の障害」を指します。これらにより、不明瞭で聞き取りにくい発音となり、会話相手にうまくことばが伝わりずらくなります。

摂食・嚥下障害

食べ物を噛む・飲み込むことができなくなることを「摂食・嚥下障害」といいます。摂食・嚥下障害により、食べ物が肺に入っておこす誤嚥性肺炎や食べ物による窒息、低栄養による体力・免疫力の低下、食べる喜びの喪失などを引き起こします。

 

 

当ST室では急性期から回復期まで一貫したリハビリを行い、安心した療養環境の中で患者様やそのご家族に対して生活に必要な機能回復を専門のスタッフがお手伝いします。

職員募集
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脳ドックのご案内
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介護サービスセンター こうよう
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院内保育所
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連絡先

滝川脳神経外科病院

〒073-0044

滝川市西町1丁目2番5号

Tel 0125-22-0250

Fax0125-23-1302

 

介護サービスセンター

こうよう

〒073-0044

滝川市西町1丁目3番13号

Tel 0125-22-0860

Fax0125-22-7321

 

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