臨床検査は「検体検査」と「生理機能検査」の2つに大別されます。
検体検査は、患者様から採取された「血液、尿、糞便、喀痰、組織」などを用いて、
これらに含まれる成分の分析や病原菌、異常な細胞、などの検索を行います。
生理機能検査は、心電図、脳波、神経伝導、体制感覚誘発電位、聴性脳幹反応、重心動揺検査、
肺機能検査、血圧脈波測定検査、頚部超音波検査、など患者様と、直接接して生体機能の情報を
得るために行う検査です。ここでは生理機能検査についてご紹介いたします。
頚動脈の形態や血液の流れを調べ、血管に閉塞や狭窄の有無、
動脈硬化の進み具合がわかります。15~20分で終了します。
いい機械が入っています!
1、12誘導心電図検査
心臓の動きのリズムや大きさなどを調べる基本的な検査です。
ベットに仰向けになり、両手、両足、胸部に電極をつけて行う検査です。
2、負荷心電図
簡易的に作った階段を上がり下がりして心臓に負荷をかけた状態で記録する心電図です。
3、24時間心電図 (ホルター心電図)
小さな心電図の機械をつけて、日常の生活、眠っている間の心電図を記録します。
頭に線のついた小さな電極というものを19個つけて、大脳の電気的な活動を調べます。
ベットに仰向けになり目を閉じてもらい、光を当てたり深呼吸をしてもらう事もあります。
外耳から音刺激を与えることによって得られる聴性誘発反応の早期成分を計測することで
脳幹障害の診断、予後や意識レベルを調べることが出来ます。
末梢知覚神経を刺激し、体性感覚野に対応する頭皮上から測定をする大脳誘発電位で、 末梢神経障害、脊椎障害、脳幹障害、視床病変などに異常がないかを検査します。
めまいやふらつきの原因を調べます。動かずに立っている時にどれくらい体が揺れているかなどを測定します。
両手、両足の血圧を同時に測定し、血管の硬さや詰りがないかを測定し、
動脈硬化の進み具合を予測します。
運動神経の伝導速度を計測します。末梢神経障害、神経の器質異常がないかを予測します。
大きく息を吸ったり吐いたりして検査を行い、肺活量、吐き出す最大の量、1秒間に吐きだす
量なとを測定し、肺や気管の機能を予測します。
検査科も医療チームの一員として参加をしています。
感染対策チームでは感染情報の提供、医療安全委員会(リスクマネージャー)、NST栄養サポートチームへの情報の提供等、検査情報の発信源として参加もしています。
また、体制感覚誘発電位をはじめとした術中モニタリングでも活動させていただいています。
検査科の目標は患者様に優しく、正確でスピーデーな検査情報の提供出来るよう日々努力しています。
滝川脳神経外科病院
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